社会
当社では、企業行動倫理規範にも定めるとおり、社会的責任を重視し、地域社会への積極的な貢献を行っております。地域社会との共存共栄を目指し、社会的価値の創出に寄与するプロジェクトを推進するとともに、地域との対話を重視し、相互理解を深める活動に積極的に取り組んでまいります。
事業を通じた社会課題の解決
当社は、事業を通じて社会課題の解決を推進しており、各事業における具体的な取り組みは以下のとおりです。
物流事業
近年のEコマースの拡大による物流施設需要の高まりや、冷凍食品の消費増加により冷凍冷蔵倉庫の需要が拡大しています。また、トラックドライバーの働き方改革や冷凍倉庫の厳しい就労環境等により物流業界では人手不足が課題となっております。
→当社はこの課題に対応し、冷凍冷蔵倉庫、冷凍自動倉庫、3温度帯倉庫を開発するとともに、ユニバーサルデザインを導入して、様々な人にとって働きやすい環境を構築しています。また、冷凍自動倉庫では自動化設備を導入、庫内を無人化し、24時間稼働が可能な冷凍自動倉庫を開発しています。
ホテル事業
日本には観光資源が豊富で魅力的なまちが多くある一方で、国内外旅行者の家族・グループ旅行に対応した宿泊施設はまだ十分ではないことが課題です。
→当社では、4人以上がゆったり泊まることができるホテルを主要観光都市中心に全国に展開し、高まり続ける観光需要に対応するとともに、地方創生にも貢献しています。また、多様なお客様にご利用いただけるよう、バリアフリーのお部屋の設置や多言語対応など積極的に推進しています。
ヘルスケア事業
超高齢社会である日本において、ヘルスケア施設の不足は慢性的な社会的課題となっています。
→当社は、新規施設をマーケットに供給する開発主体として、この社会的課題に取り組んでおり、ご家族が通いやすく、入居者が地域とのつながりが感じられる「ひらかれたホスピス」を創造しています。施設には広々とした多目的フリースペースを設置しており、利用者同士のコミュニケーションの場として利用されているほか、地域の方々との交流を深めるためのイベントも開催しています。
地域コミュニティとの交流・社会貢献活動
プロバスケットボールチームのスポンサー活動
当社は、2023年に「仙台89ERS」の運営会社である株式会社仙台89ERSを連結子会社化しました。同社は「バスケットを通じて、豊かな社会づくり・元気な仙台の街づくりに貢献する」という企業理念に向けて、選手の育成や施設の充実など取り組みを強化することが可能になります。また、当社は、この連携を通じて、地域経済の活性化や子供たちへのスポーツ教育の提供など、多角的に地域社会との共生を図っています。
また、グループ会社であるFHG hotels株式会社は、プロバスケットボール選手八村塁が主催するアスリート育成プロジェクト「BLACK SAMURAI 2025 THE CAMP」の公式ホテルパートナーとして、ホテルの宿泊環境を提供いたしました。

「fav│HERALBONY」共同プロジェクト
当社では、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」とのコラボレーションをしながら、知的障害のある作家の作品を活用し、アートルームを設置する取り組みをおこなっております。同社との共同プロジェクトは、2022年8月の「fav広島スタジアム」にヘラルボニー契約作家のアートによるアートルームを導入することからはじまり、現在複数施設に同コンセプトのお部屋が設置されております。本プロジェクトでは、一泊一室につき宿泊者から250円、当社子会社である FHG hotels株式会社から250円の合計500円が、ヘラルボニーを通じて作家報酬として支払われます。障害のある方々への支援ではなく、彼らの作品に対する利用料を支払うことで、作家の活躍の場を広げ、創作活動やその普及につなげていく取り組みです。

その他の地域貢献
ヘルスケア事業
ホスピス施設内の広々とした多目的フリースペースでは、利用者同士のコミュニケーションの場として利用されているほか、地域の方々との交流を深めるためのイベントも開催しています。
ホテル事業
- fav 高松では、従業員が足を運んで交流しているおすすめの飲食店をボードに掲示してお客様に紹介しています。
- seven x seven 糸島では、月1回のビーチクリーンに参加しています。
- fav 東京両国では、毎年牛嶋神社例大祭で、地域との交流のために御輿の担ぎ手のための給水所として一階カフェを開放し、ドリンクや軽食の無償提供を行っています。

当社の事業活動に共通する根幹構造は、「世の中の課題を見つけ、それを解決し、価値(=利益)を創出する」というものです。それを実現させるために不可欠なのが、「疑問を持つ力」です。既存の仕組みに対して違和感を覚え、「本当にこのままでよいのか?」と疑問を持てる感性こそが、課題の発見と事業の構想につながります。
しかし、問いを持つだけでは価値は生まれません。その問いを実現可能なかたちで具体化していくには、周囲と協働し、信頼関係を築きながら行動できる人材、すなわち「信頼される人=“いいやつ”」の存在が欠かせません。
当社が掲げる人材ポリシー「疑問を持つ力・いいやつを育てる」は、まさにこの両輪の育成に焦点を当てたものです。
私たちの経営戦略の中心にあるのは、「社会課題の解決を通じた価値創出」であり、それを実現するのは「人の力」です。人材戦略は、経営理念と一体となって価値創造を支える重要な要素であり、当社はこの連動を意図的かつ継続的に強化しています。
採用
当社は、「その課題を、価値へ。」という理念に共感し、ともに挑戦できる人材との出会いを重視しています。「いいやつの採用」を実現するため、社員からの紹介によるリファラル採用を積極的に活用し、価値観や志の通じる人材の獲得を進めています。
信頼に基づくつながりを起点とした採用は、組織への定着や早期活躍にもつながっています。今後も理念の浸透と人材の質的向上を両立する手法として、リファラル採用を継続的に強化してまいります。
リファラル採用率
人材育成
当社は、持続的に価値を生み出す源泉は「人」にあるという信念の下、人材育成を経営の中核と捉えています。 その思想を体現する場として、当社独自の育成プログラム「虎門塾」を実施しています。当社での経験を通じて、“どこの企業も欲しがる”人材を育てることを目的としており、単なる知識習得や人材輩出ではなく、人間的な魅力を含めた成長を目指しています。 虎門塾を最上流に据えつつ、今期は特にマネジメント層への育成に注力しており、研修や360度評価を通じて実践力の強化を図っています。 今後は企業変革をけん引するCXO人材の本格的な育成にも取り組んでいきます。
研修
当社では、会社や社員の課題に合わせた研修プランの企画を行っています。
研修内容例
- 新入社員向け研修:入社オリエンテーション
- 専門分野研修:不動産金融研修、AI研修
- 管理職研修:マネジメント研修(360度サーベイ含む)、ハラスメント研修
- コンプライアンス研修:インサイダー勉強会(不正取引防止)、情報セキュリティ研修 等
資格取得支援
社員の自己啓発、能力開発及びキャリア形成を促進し、組織活力の向上を図るために、会社が指定した資格(宅地建物取引士、一級建築士など)に対しての講座、教材、受講料などの費用を会社が負担する教育支援制度を導入して資格取得を推進しています。
人事評価とフィードバック
当社では、全正社員を対象として、半期ごとに、定期的な人事評価を行っています。評価にあたっては、従業員が設定した目標をもとに、上司・部下間で面談を行い、キャリア形成等に関する意見交換を行ったうえで、フィードバックを行っています。
ダイバーシティ
当社は、多様な視点こそが課題の本質を見抜き、新たな価値を生み出す起点になると考えています。
中途採用社員のうち40%が管理職として登用されており、背景や経歴に捉われない登用を実践しています。「その課題を、価値へ。」という理念のもと、多様な経験と問いを持つ個の力を尊重し、活かす組織を目指しています。今後も、多様性を単なる構成比ではなく、事業を前進させる力としてとらえ、ダイバーシティ推進を加速してまいります。多様な視点こそが課題の本質を見抜き、新たな価値を生み出す起点になると考えています。
中途採用者管理職登用率
全従業員に占める出身業界割合
エンゲージメント
従業員エンゲージメントサーベイ
当社は、ステークホルダーの皆様に持続的な価値を提供するためには、まず従業員一人ひとりが心身ともに満たされ、自らの力を信じて挑戦できる環境を整えることが不可欠であると考えています。どれほど高い理念や戦略があっても、それを動かすのは一人ひとりの意志とエネルギーにほかなりません。その前提に立ち、福利厚生の拡充や処遇の向上に加え、エンゲージメントサーベイや360度評価を通じて、現場の声を的確に捉える仕組みを整備しています。私たちは、エンゲージメントを「手段」ではなく「価値創出の源泉」と捉え、これからもその深化を追求していきます。
エンゲージメントサーベイ結果
エンゲージメントスコア | 他社平均 | 前年比 |
|---|---|---|
AA 64.6 | 50.0 | -0.5 |
- モチベーションクラウドエンゲージメント
エンゲージメント向上の取り組み
当社が掲げる人材ポリシー「疑問を持つ力・いいやつを育てる」を実現する取り組みの一つとして、全ての従業員が経営に対して直接提案を行うことができる新規事業提案コンペを実施しております。従業員が会社の事業について自律的に考えるきっかけとなり、エンゲージメント向上につながることを期待しています。
また、当社では、役職員の声や課題を可視化して、組織作りの施策に反映するため、役職員の声や要望を集めるために社員意見箱の仕組みを導入しています。意見箱に寄せられた意見については、代表取締役に直接集約されます。
風土改革
働き方改革
当社は、自由な発想と主体的な行動こそが新たな価値を生み出す源泉であると考え、 従来の働き方を根本から問い直す取り組みを推進しています。 2025年7月にはオフィスの増床を行い、「多様な働き方が共存し、偶発的なコミュニケーションが生まれる空間づくり」を進めています。 さらに、社員同士の交流が自然に生まれ、組織の一体感や創造性が高まるよう、交流を活性化させるための環境整備にも力を入れています。「 その課題を、価値へ。」という理念のもと、働き方と働く場の両面から、価値創出の基盤を再構築しています。
また、全従業員がその能力を最大限に発揮し組織の成長に貢献できるよう、柔軟な働き方の推進を行うことや、心身の健康をサポートするプログラムの提供、ワークライフバランスを充実させるための制度等、従業員の幸福度向上のための様々な制度を導入しています。
福利厚生の一例
副業、ワーケーション制度、宿泊補助、借上げ社宅制度、貸付金制度、福利厚生サービス提供会社との提携など



労働安全衛生
本社オフィスにおいては、作業環境の整備として、月1回各フロアを衛生管理者が巡視し、危険物や障害物の調査をしています。また、衛生委員会を設置し、月に1回各部署1名を委員として、衛生委員会を開催しています。
コンプライアンス相談窓口
当社では、全ての従業員を対象に、匿名で相談・申告できるコンプライアンス相談窓口を設けています。コンプライアンス・マニュアルに則り、通報者の個人情報についての匿名性が保たれ、通報内容は秘匿されるとともに、通報者に対して一切の不利益な取り扱いは行われないよう、公益通報者保護法にもとづき通報者を法的保護しています。
健康経営
当社は、社員の健康を重要な経営課題の一つと捉え、健康経営を価値創出の土台と位置づけており、社員およびそのご家族に対してさまざまな取り組みを行っています。
詳細は健康経営ページをご確認ください。
基礎情報
項目 | 2023年8月末 | 2024年8月末 | 2025年8月末 |
|---|---|---|---|
従業員数 | 164 | 256 | 349 |
女性従業員数 | 69 | 90 | 117 |
女性従業員比率 | 42% | 35% | 34% |
取締役数 | 12 | 12 | 14 |
女性取締役数 | 1 | 1 | 1 |
女性取締役比率 | 8% | 8% | 7% |
女性管理職比率 | 11.2% | 10.1% | 10.2% |
外国人従業員比率 | 1.8% | 1.6% | 1.4% |
平均勤続年数 | 1.9年 | 2.0年 | 2.2年 |
平均年齢 | 37.55歳 | 37.91歳 | 37.68歳 |
平均年収 | 14,070千円 | 16,777千円 | 16,832千円 |
男女賃金差異 | 62.34% | 53.04% | 58.22% |
採用及び離職
項目 | 2023年8月末 | 2024年8月末 | 2025年8月末 |
|---|---|---|---|
採用者数 | 75 | 113 | 111 |
中途採用比率 | 100% | 100% | 95% |
中途採用者管理職登用率 | 47% | 47% | 40% |
離職率* | 12% | 7% | 5% |
- 派遣社員の期間終了等は除く
多様な働き方の推進
項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|
平均有給取得率 | 42% | 46% | 47% |
平均時間外労働時間(時間/月) | 10:11:45 | 10:58:19 | 11:26:21 |
育児休業復職率 | 100% | 100% | 100% |
男性育児休業取得率 | 75% | 43% | 86% |
女性育児休業取得率 | 100% | 100% | 100% |