• 常にチャレンジするビジネスの中でもリスクを最小限に―事業部と並走する法務をめざして

社員インタビュー


法務・コンプライアンス室
シニアヴァイスプレジデント
2022年7月1日入社
前職:
法律事務所勤務

企業間取引において欠かせない契約書。内容が有効であるか、自社へのリスクが生じないかを法的な観点からチェックし、縁の下の力持ちとして活躍しているのが法務室のメンバーです。

今回は、物流事業やホテル事業、ヘルスケア関連施設事業を手がける霞ヶ関キャピタル株式会社の法務・コンプライアンス室に所属する社員にインタビューを実施。法律事務所の弁護士からキャリアチェンジをして霞ヶ関キャピタルに入社した経緯や、仕事のやりがい、業務に取り組む上で心がけていることなどを語ってもらいました。

コミュニケーションを大切にしてベストな契約書を

──霞ヶ関キャピタルに入社した経緯を聞かせてください。

前職では、法律事務所の弁護士として主に相続や離婚などの一般民事分野を担当していました。一般民事分野だと、個人の依頼者の方の個人的な問題の解決に携わることが多く、それもやりがいがあったのですが、次第に契約書の文言に向き合う作業の方が自分には向いていると感じました。今度はビジネスにも関与してみたいと思い、転職を決意しました。

霞ヶ関キャピタルのことは転職エージェントを介して知ったのですが、ホームページを見た時に「私はこの会社に入る気がする」と感じました。最初は直感でしたが、面接でお会いした入社後の上司(※)がとてもユニークで、オフィスツアーを通じても社内の雰囲気の良さが伝わってきたので入社を決めました。

(※)ユニークな上司はこちらのインタビューに登場しています。

──現在の業務内容やチーム体制を教えてください。

契約書のレビューや法律相談が主な業務です。契約書は、不動産関連の契約書から証券化・流動化関連、M&A関連、多種多様な業務委託契約までかなり幅広く見ています。

私が所属している法務・コンプライアンス室は、法務、コンプライアンス及び内部統制全般を見ている室長1名と、法務を担当している私たち3名。そして、兼務ではありますがアシスタント1名の計5名で業務に従事しています。

──業務に取り組む上で心がけていることはありますか?

どんなに小さなことでも、できるだけすべての情報を集めて案件の全体像を把握するようにしています。些細な情報でも、ひとつ欠けると他の契約との整合性が取れなくなったり、取るべき方針が変わったりと契約書の文言が大きく変わる可能性があるので。

営業担当が「この情報は今回の契約書には関係ない」と思っていることが、じつは法務にとって重要な場合も多いんです。事業部の方とのやりとりは、文章だけだと伝わらないことも多いので、電話やミーティングなどで直接会話する機会も設けるようにしています。

また、「依頼者が何を求めているのか」も常に意識していますね。相手と対等な契約にしたい場合に、当社に最大限有利なように修正したとしても、それは求められている仕事ができたとは言えません。

急ぎの案件では、案件内容に応じてではありますが、時間をかけて緻密なレビューを行うよりもスピード重視のレビューが求められています。営業担当の状況や取引先との関係性を見極めて、常にベストな対応ができるように心がけています。

契約書の条文は専門用語も多いので、できるだけ噛み砕いて分かりやすいように説明することも意識しているポイントです。

事業部から感謝の言葉をもらった時に、一番やりがいを感じる

──転職して大変だったことはありますか?

専門用語を理解するのに苦労しました。最初の方は、ミーティングに出席しても用語の意味がまったく分からず、ずっと調べていましたね。今でも、分からないことは都度学びながら業務に取り組んでいます。

霞ヶ関キャピタルは、事業の成長スピードが速いので契約書においても「すぐに見てほしい」と言われることが多いんです。一般的にはレビューに1週間ほど日数をもらうものを、当社では当日や翌日には戻すこともあります。

私たちが扱う契約書は、雛形やフォーマットが定まっていないのでスピーディーかつ正確にレビューを行うのは大変です。でも、事業部の方から感謝の言葉をいただけると「頑張ってよかったな」と思います。

──スピード感を持って業務を進めるコツは何でしょうか?

チームメンバーと連携することです。法務・コンプライアンス室では、常にお互いの進捗状況を把握し合いながら仕事をしています。分からないことや悩んだことがあれば、すぐに相談し合うことでスピード感を持った業務を行うことができています。

新しい依頼がきたら、案件に応じてその時対応可能な人が引き受ける体制をとっていることが、着手まで期間が短い理由のひとつです。また、契約書レビュー支援システムも活用しています。

コミュニケーションがとても活発なチームなので、年齢に関係なく意見を聞いたり相談したりと、助け合って業務を進められていると感じます。周りの方からも、「楽しそうなチームだね」とよく言われるほどです(笑)。楽しく仕事に取り組める、居心地の良い環境です。

──霞ヶ関キャピタルならではの魅力は、どんなところにあると思いますか?

努力をしっかり評価してもらえるのは、とても良いポイントだと思います。

入社日に、当時の上司が、私の名刺の肩書を2つ上の役職に書き換えて「この立場のつもりで働いてね」と話してくださったんです。その意識を持って働いていたら、入社して1年半ですでに2回昇格を経験することになりました。仕事がきちんと評価に反映されて、早いスピードで成長できている実感がありますね。

必死に業務に取り組んでいたおかげで、23年度8月期の社内決算説明会では準MVPに選んでいただきました。努力が認められた気がして、とても嬉しかったです。

──仕事のやりがいを感じるのは、どんな時ですか?

取引先の企業との交渉が合意に達した時です。最初は、両社それぞれに異なる、譲れない条件がありますよね。そこから、営業担当と一緒に譲歩できるポイントや先方への提案を考え、条件を整備して最終的に双方が合意できる条件にまとまった時はほっとします。

契約締結後に、事業部の方から「本当に助かりました!ありがとうございました!」と感謝の言葉をいただいた時は、また頑張ろうと思いますね。

明るく向上心がある方と一緒に働きたい

──働き方や福利厚生についてはどのように感じていますか?

フルフレックスタイム制度が導入されているので、とても自由に働くことができています。

私たちのチームは、まだ社内が静かな朝8時から集中して業務に取り組み、夕方には帰宅することが多いですが、担当案件で連絡が来た時や、急ぎの依頼が入った時は帰宅後に対応しています。出社がメインですが、テレワークも可能なので勤務時間は柔軟に調整しやすいですね。ワークライフバランスが取りやすいと思います。

他にも、資格取得支援制度があり、スキルアップのための資格を取得する際に金銭面でもサポートが受けられるのは嬉しいですね。私も、入社してから宅地建物取引士と貸金業務取扱主任者の資格を取得しました。

その後、取得した資格の知見を活かして社内向けに宅建業法の研修を開催したので、資格を業務に活かすだけでなく他の社員にも貢献できたのではないかなと思います。

今は、不動産証券化協会認定マスターを受験しているところです!

──どんな方に法務・コンプライアンス室へ入ってほしいですか?

明るくて向上心があり、円滑にコミュニケーションが取れる方。

私たちの業務は、ビジネスを前に進めたり、営業担当がスムーズに仕事を進められるようにサポートすることなので、協調性があることも大切です。営業担当の方と積極的にコミュニケーションを取り、分からないことはすぐ周りに質問するなど、積極性とスピード感をもって業務を行える方に入社してほしいです。

また、今は法務担当3名で法務から事務まで多岐に渡る業務を担っているため、アシスタントの方がいると非常に助かります。

──今後、実現したいことや目標はありますか?

個人としては、不動産関連の専門知識や経験を増やして、より適切なアドバイスができるようになりたいです。部署としては、採用や教育にさらに注力し、専門性と生産性を兼ね備えた強いチームをつくっていきたいですね。

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