• “開かれたホスピス” を選択肢の一つに。社会課題を解決するヘルスケア事業をつくる

社員インタビュー

橋口 信一郎

ヘルスケア事業本部
ヘルスケア事業推進部
副本部長
2022年8月入社
前職:ヘルスケア事業における経営、財務、金融領域のアドバイザリー業務など

                                   

Q.霞ヶ関キャピタルに入社する前は、どのようなお仕事をされていましたか?

コンサルティング会社でキャリアをスタートさせ、ネットベンチャーの立ち上げなどに関わった後、国内の医療最大手の徳洲会グループで、証券化による資金調達などを通じた病院の新設や建て替え、M&Aや海外ヘルスケア事業の展開などに携わりました。

そこから約20年にわたり、事業会社やコンサルティング会社の立場からヘルスケア事業に従事。民間、国公立病院の経営改善やホスピス型介護事業の強化、人材の面ではベトナムの大手病院と合弁で看護介護研修センターを立ち上げるなど、ヘルスケア分野の再生や競争力強化を中心に取り組んできました。

近年、医療法人によるM&Aの動きが鈍化する一方、大手投資ファンドなどによる医療・介護分野への参入が増えています。超高齢社会が加速化する反面で、非効率性の残るヘルスケア提供体制の改革は社会ニーズそのものであり、資金が集まりやすくなっているのです。このように時代とともに変化するヘルスケア領域において、そのときどきのニーズを捉え、ビジネス開発に応えることに面白さを感じて仕事をしてきました。

Q.入社のきっかけを教えてください。

霞ヶ関キャピタルでヘルスケア事業が立ち上がった後の2022年春頃に、知人から「業界に知見のある人材を探している」と聞いたのがきっかけです。もともと介護や在宅の分野は投資による成果を生み出すモデルが作りやすいと考えていたため、不動産コンサルティング会社である霞ヶ関キャピタルが、ヘルスケア事業にどう取り組むのか興味が湧きました。

ホテルや物流事業でのノウハウや実績がある当社は、不動産コンサルティングのプロフェッショナルとして、ヘルスケア事業においても企画開発から運営管理までを一貫して行います。新しい事業領域として、難易度は高いですが、霞ヶ関キャピタルが培ってきた企画・開発能力の見せどころでもあり、その力がどう発揮されていくのか見てみたいと感じました。

また、さまざまなバックグラウンドを持つ社員同士の “ケミストリー” に期待が持てたことも、入社理由の一つです。入社前に役員や社員と話をする中で、皆、旺盛なチャレンジ精神を持って前に進もうとしている点が印象的でしたね。会社として明確な「ビジネスの勝ちパターン」を持っていることなどにも魅力に感じ、入社を決めました。

Q.現在、どのような仕事を手掛けていますか?

“霞ヶ関キャピタルらしいホスピス住宅” の創造を目指し、開発と運営のための構造設計を進めている段階です。

「その課題を、価値へ。」という当社の経営理念の下、ニーズの高まる在宅ヘルスケアや看取りの価値において、不動産を足がかりに事業展開を計画。ホテル開発などで培ってきたデザイン・企画など総合的な開発能力を武器に、運営管理までを見据えた新しいホスピス事業の開発を進めています。

医療や介護分野の運営は従来制度に依存しており、「業界ならではの常識」が多い領域です。その中で、コンサルティング的合理性を振りかざすばかりでは決してうまくいかない。だからこそ、この分野への知見を深める必要があります。 私たちがすべきことは、業界への深い理解を持って医療・介護従事者から信頼を得つつ、施設利用者の満足度を高めていくこと。結果、投資家にとっても魅力的な投資対象を創出していくことにつながります。

今後の目標は、年間10件のペースでホスピスをオープンし、安定した施設の運営管理ができる体制を整えること。ビジネスモデル作りやゼロからの組織構築に挑みつつ、ヘルスケア業界の仕組みや魅力、そして将来性について発信し続けていきたいと考えています。

Q.“霞ヶ関キャピタルらしいホスピス住宅”とは、どのようなものですか?

当社のホスピス住宅の大きな特徴は、立地と機能、双方の面において「開かれたホスピス」を目指している点です。

従来、ホスピスなどの施設は、用地取得や入居のコストを抑えたり、寝たきりも已むなしといった運営の効率性を重視するあまり、入居後は隔離され、孤立した場所になってしまいがちでした。しかしそれでは、ご家族の訪問も意欲の高いスタッフの確保も難しく、外界から遮断された施設になってしまう。「そういった場所で最後の時を過ごすことは果たして豊かで、幸せなことなのだろうか」。当社はそこに疑問を持ち、「都市型のホスピス住宅をつくり、もっとご家族が通いやすく、スタッフも周辺の地域との交流に取り組みやすくなる場所をつくること」を目指しました。

私たちが描く理想のホスピス像は、最期を迎えるための場所ではなく、日々の暮らしの中で四季の彩りを感じ、できることなら新たな生きる目標に出会えるような場所です。

「開かれたホスピス」として、ICTの活用で効率化や運営コストを削減、人為ミスの軽減を図り、安心して暮らしてもらえる施設にもしていかなくてはなりません。都市型ホスピスは、確かに入居料が少し高めになってしまいますが、ご家族の住まい近くで街なかの賑わいや生活感を感じられたり、主治医やケアマネージャーとのつながりも持ち続けやすいといった利点もあります。今後は、「終末期をどう過ごすか」の選択肢の一つとして、こうした都市型ホスピスをつくっていきたいと思います。

スタッフの雇用において、熟練の看護師や介護士が必要不可欠です。医療・介護分野での離職率はとても高いので、ICT活用だけでなく、働きやすい環境の整備や教育制度の徹底も必要。この点に関しては、看護師や介護士の方と共に運営体制や、教育体制などを作っていく予定です。一緒に理想のホスピスを実現していけるメンバーとの出会いを楽しみにしています。

Q.仕事の面白さややりがいをどこに感じていますか? また、霞ヶ関キャピタルの魅力をどんなところに感じますか?

医療や介護関係者が抱える課題に対し、民間の知見や経験を活かした新たな解決策が提案できたとき、またその案に納得してもらえたときに達成感を感じます。やはり業種の垣根を超えて価値を共有できた瞬間には喜びがありますね。

当社の魅力は、「その課題を、価値へ。」という経営理念に基づいた、シンプルなモチベーションで働いている人が多いところ。そこに立ち返り話し合えば、たいていのことは答えが出せる。「社会に貢献したい」という考えが、社員の合意形成の軸になっているからです。

より高い目標を掲げ、叶えようと挑戦する社員のチャレンジングな姿勢が、課題解決の突破口になっている点も面白いですね。今後も「変化を起こす側へ、回れ。」というスローガンに恥じないよう、ヘルスケアの世界で新しい挑戦をし、かつ結果にこだわる本気の取り組みをしていきたいです。

Q.どのような雰囲気の部署ですか?

さまざまなバックグラウンドから集まったメンバーが、成果を生むにこだわりながらも、ニーズに沿った新しいホスピスを実現しようと日々、奮闘しています。

メンバーでアイディアをブラッシュアップする作業が続きますが、「今、見えている範囲での正解はこれだけど、明日には変わるかもしれない」という改革意欲の高い人が集まっています。「答えを出すという責任感」と、「自分の限界を自分で突破する力」を持った人たちの集団です。

Q.あなたにとって、仕事とは?

若い人へ自分の価値観を押し付けるつもりは全くないのですが、「仕事の達成感が、人生の達成感につながっている」と感じています。これは、今の時代とは逆行しているかもしれませんね。ただ、仕事という成果が明確になりやすい場所で何らかの達成感を得ながら、人生の中で、自分を高めていけるものを追求し続けられれば、とても幸せだろうと私自身は思っています。

(2023年10月掲載)

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