• デザインの醍醐味は、具現化の過程にある。あらゆる要望を編み上げるデザインで、理想の場所を創る。

社員インタビュー

松本 豊 

投資運用本部 デザインマネジメント事業部
2020年4月入社

プロフィール
1989年 株式会社長谷工コーポレーション入社、1992年から約3年の米国での建築デザイン留学を経て帰国後は、森ビル株式会社設計部にて元麻布ヒルズなど高層住宅などを手掛け、IKEA PropertyではIKEA日本1号店、2号点の開発に携わる。その後Grosvenor Limitedでグロブナープレイス神園町の開発、OPUS有栖川などの超高級マンションのリノベーションを複数担当。フリーランスを経て、2020年から霞ヶ関キャピタルに本格参画した。

                                   

Q.これまで、どのようなお仕事をしてきましたか?

設計としてのキャリアは、オフィス、ホテル、再開発、超高層、高級マンションなど幅広い分野で積んできました。アメリカにも3年ほど留学し、建築だけではなくデザインを習得。もともと、建物の設計も内装もすべてをデザインし、作り上げたいという思いがあり、デザイナーを目指してきました。帰国後は、超高層ビルや高級マンションのリノベーションなどを経験。

なかでもIKEAの1号店、2号店出店においては、建築的にも独特なIKEAスタイルをどこまで日本に馴染むように仕立てるかに苦心しました。海外のように広大な土地が手に入らないため、IKEA店舗世界初の店舗屋上に2,000台を超える駐車場を設置。また、日本人の商業施設における行動パターンを考慮し、エレベーターだけでなく主にエスカレーターやオートウォークを設置する、ストックスペース兼売り場の耐震性を強化するなど、より快適で安全な店舗作りに力を注ぎました。

Q.入社のきっかけを教えてください。

霞ヶ関キャピタルへの入社は、現在展開しているFAVホテルのデザインを手伝ったことがきっかけです。河本社長から「ホテルの計画を多数進めているので手伝ってほしい」と声をかけられまして。当初は外部コンサルタントとして関わっていたのですが、スピードアップと業務効率化の為内部でデザインマネジメントをした方がよい、ということになり入社しました。

Q.現在は、どのような案件を手掛けていますか?

FAVホテルについては、現在進行中の案件が10件以上ありますが、私を含めた3名のチームでホテルデザインを進めています。同シリーズのホテルとはいえ、常に進化させて、これまでにない遊び心のあるホテルを創ろうとしています。

その他にも物流事業では、ロゴデザインや物流倉庫の、デザイン、外装などを外部デザイナーや照明デザイナーとコラボレーションして進めています。普通の倉庫ではなく、霞ヶ関キャピタルらしく、デザインにも注力した倉庫を目指しています。

また最近では、当社の新しいオフィスデザインを主導しました。10月に依頼を受け2月末には完成という超スピード案件だったのですが、役員やスタッフの意見を織り込んだ、愛されるオフィスに仕上げられたのではと思っています。          

Q.オフィスデザインでは、具体的に何を重視しましたか?

まずは、快適で機能的なオフィスであること。さらに霞ヶ関キャピタルのユニークさ、ポジティブなエネルギーを感じられるオフィスであることです。どこに何を設置するかのゾーニングは決まっていたのでそれぞれの場所に個性を持たせながら全体的に統一感のあるデザインを目指しました。

霞ヶ関キャピタルらしさは、あちこちにちりばめてあります。例えば会社のユニークさは「未来感」として表現しました。未来感をもっとも感じられるのは、企業の顔ともいえるエントランス。ここでは黒のマットな壁紙に内照式のサインを入れ、社名を浮かび上がらせています。暗めの照明と明るい社名のコントラストに、お客様には「ちょっと普通の会社とは違うかも」と感じてもらえるのではないでしょうか。

エントランスから天井のライン照明を誘導サインとして進んでいただくと、打ち合わせスペースに。照明を落としたエントランスから一気に自然光が入る空間が広がるので、浮遊感があり、ここから始まるストーリーに期待が高まるはずです。

Q.空間デザインをする上で、大切にしていることはありますか?

一般的なデザイン工程においては、当初想定していない要望が出てきた際には、除外する方向に向かうものです。しかし私は、そうした場合にも自らのフィルターを通してその要望のエッセンスを抽出。デザインに織り込むことで、さらなるデザイン性の向上を目指すようにしています。

今回のオフィスデザインにおいては、「シック&モダン」をベーステイストにしていこうと考えていました。しかし、それだけだと普通の「きれいなオフィス」になってしまいます。そこで、当社のチャレンジ精神がより表現されるよう、「シック&モダン」に相反する「ポップな遊び」を取り入れることに決定。デザインが破綻しないよう、それぞれの要素をどのように入れ込むかを工夫しました。

結果としてこのオフィスでは、照明、壁紙、ファブリック、家具、素材など様々な要素を使って、バランスよくスタッフの要望や意見をデザインに昇華させています。

Q.松本さんにとって、デザインとは?

私にとってデザインは単に空間をデザインすることではなく、プロジェクト全体をデザインすることです。「こういうものを創りたい」というテーマ、コンセプトがあり、それを実現させるための道筋を立てて、方法を練り、それを具現化する。そのすべてをデザインしていきたいと考えています。

この仕事の醍醐味は、マーケットの反応などを予想しながら新しいアイデアを取り入れ、角度の違う意見も戦略的にデザインに落とし込んでいきながら、限られた予算と時間の中で、それをどう実現するかを考える過程にあります。

その過程を楽しみつつ、これからも常に新たな挑戦をしていきたいです。

(2021年4月掲載)

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